障がい者支援施設  清香園
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 夏号 平成25年8月11日発行(第110号)



行事予定

 8月11日(日)〜14日(水)
       夏休み
 8月21日〜22日 
  ワークキャンプ
 10月
  野外活動
 
 11月9日 
  感謝祭

清香園
ダンサーズ

 6月27日(木)日本福祉施設士会九州・沖縄ブロックセミナー熊本大会が交通センターで開催され、交流会の場で清香園ダンサーズ7名が2曲踊りました。参会者も踊りに飛び入りがあり、大いに盛り上がりました。
 7月20日(土)熊本県手をつなぐ育成会大会 宇城・宇土大会が開催されました。
 私たち清香園ダンサーズは、宇城育成会のメンバーにダンスを指導し、発表会で共演しているこの10年間の活動に対し、感謝状をいただきました。
                       


意外な返事 施設長 山内泰人
 農耕班が午前中の仕事を終えて上がろうとした時、桜の花びらが風で建物に
吹き寄せられて見苦しいので、ちょっと掃き掃除をしようと思って若い職員に
声を掛けました。すると思いがけない返事が返ってきました。
「明日で大丈夫ですか?」「大丈夫な訳ないだろう、たったこれだけのこと
今やるぞ!」2人でやったら5分で終えました。11時に上がるようになったのは
ここ数年のこと、以前は11時半までは作業を頑張っていました。
重度の人たちはほとんど作業はしていないのと、利用者全体の老齢化も相まって
最近は楽なスケジュールにしているのです。考えたたらこの若い職員は最初から
楽なスケジュールしか体験していないのです。「これが当たり前なんて思って
いたら、福祉ボケもいいところばい!世の中とかけ離れすぎとる!」
 私を含め年配の職員は恵まれない環境で工夫と努力で今日の恵まれた環境を
作ってきたのです。「引退するまでに後輩に仕事のやり方をしっかり教えなくては
ならない!」と思いました。
「出来上がった時が出来た時たい」という姿勢では全く進歩がありません。
 1.仕事の量を推測する。
 2.もっとやり易い方法はないのか?(問題意識を持って実施する。)
 3.実際やって、見積もりとの差を点検する。
この繰り返しの中で、見積もりと実際の差が縮まり、計画的に仕事ができるように
なるのです。先が見えるというのはこの状態を言うのです。
やるべき仕事が実際に机上に積まれていたりする種類のものは実施しないと
残って目に見えますが、福祉現場の仕事は人相手のサービスが多いので、
「後でやってあげるから・・・」と後回しにしたり、やるべきことを見て見ないふりを
して行わないでもその場は流れて済んでしまう性質があります。
しかし、それが度重なると利用者の不信感がつのり問題が大きくなります。
人相手の仕事は相手により場合によって適切な処遇は異なることが多いのですが
ぴったりツボにはまって効果を上げたり、信頼を得たりすることがあります。
それが福祉現場の仕事の醍醐味を言えましょう。
若手の職員は清香園の将来を担う大事な人材だけにしっかり鍛えましょう。



就労継続B型事業

事業所見学
 現在、就労B型として活動を行っている私たちですが、
定期的に他の事業所見学を行っています。
 これまでに天草の「ぴーす」さん、熊本の「カサチコ」さん
八代の「まんさく園」さんにお邪魔させていただきました。
お忙しい中、丁寧にご案内していただきありがとうございました。
 他の事業所さんの特色ある就労の様子を拝見させていただく
ことで、利用者の皆さん、そして職員も良い刺激になりました。
これからも機会を作って他の事業所の見学を行い、より良い
事業所を目指していきたいと思います。
 また、ショップ明日香での製品販売などを通して、他の事業所
さんと仲良くしていきたいと思います。

園母 山内ヒサ先生 逝去

 清香園の創立者であり初代園長を勤めた山内ヒサ先生が7月1日に逝去されました
昭和43年に清香ドレスメーカー女学院院長をしながら、当時切望されていた成人の
知的障がい者施設をいち早く設立されました。
 ワーキングマザーの先駆者として多方面に活躍しながら、園長として多くの施設利用者
や職員から慈母のように慕われました。
 最近は清香園の隣接の特別養護老人ホーム しらぬい荘で手厚い介護を受けて
おられました。
 感謝の意を添えて、ご冥福をお祈り致します。(享年92歳)

 社会福祉法人清香会 名誉会長
 第1回 九州愛護福祉賞受賞
 地域貢献で信友社賞受賞


これまでの園たより
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第105号
第106号
第107号
第108号
第109号