障がい者支援施設  清香園
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 新年号 2015年1月1日発行(第116号) 


  謹賀新年   今年もよろしくお願いします

行事予定

1月


どんどや
     2月


   買物実習
    3月


   ひな祭り会
   4月


  花見会


変わらぬ支えに感謝
第二十五回 感謝祭
 11月15日(土)第25回「清香園感謝祭」が行われました。今年は4年ぶりに竹崎グラウンドでの開催となり、当日は天候にも恵まれ、たくさんの方々にご来場いただきました。
 ステージアトラクションはおなじみの「清香園ダンサーズ」を皮切りに、「竹崎健康ダンスクラブ」「豊福オドリーズ」「しらぬい荘太鼓」など11団体の皆さんの演目披露がありました。客席との一体感もあり、とても盛り上がりました。
 うまかもんコーナーは、焼き鳥、やきそば、カレー、から揚げ、飲み物などのすべて商品が100円とあって、両手いっぱいに商品を抱えていらっしゃる方もいました。
 今回も地域の皆様のご理解とご協力によりまして、「清香園感謝祭」を盛大に行うことができました。
清香園・明日香はこれから先もこの地において皆様と共に歩んでまいります。ご支援のほどよろしくお願い致します。
 


 ものの価値を高める  統括施設長 山内泰人
 清香園は三十余年前にそれを作る知的障がい者のイメージアップに成功した
県伝統工芸品の肥後花茣蓙のやり方を考え方を継続して色々な優れものの産品を
作ってきました。このことは前回もご紹介しました。
今回は最近の事例で具体的にお示ししましょう。
1本のキウイフルーツの木にコンテナ6杯の収獲がありました。摘果しなかったので
大から小まで、ゆがんだ実もあります。店頭にあるニュージーランド産の揃った物に
相当するのはおよそ3割。固い実で、追熟して食べるまでにはまだひと月はかかりそう
です。見掛の立派な実だけでも売りたいと考えました。でもすぐに食べられないのは
明らかにマイナスです。何かプラス面は? ありました!産直品・無農薬・不揃い
追熟体験に岩手の施設から届いたばかりのリンゴ??? うん これだ!
物を物だけ打ってもダメですが、情報や楽しみを加えれば商品価値を高めることが
できます。キウイの歴史や追熟を促進するリンゴの話(勿論現物もつけて)を付けて
売る事にしたのです。「待てば海路の日和あり」キウイの追熟を待つ母子の会話が
想像されて、こちらも楽しくなります。マイナスをプラスに逆転の発想で結果は完売でした。
 次は自家農園産の栗餡100%の饅頭が好評なので「いきなり団子を作ろう」というので
「止めたがよいだろう」と私にしては消極的でした。ところが試食させて「好評!」と
いうのです。最近でこそ県産品の菓子の仲間になっているものの、団子(ダゴ)は餅や
饅頭の格下の物です。今までに無いから・・・という発想で作って美味しくなって(当然)も
付加価値が上がって、高い値段で良く売れる訳がないのです。努力は必要ですが、方向
を誤ると徒労になります。それに物事は何でも上方を目指すことです。
ところで私は団塊世代の頂点の67歳になりました。今年度に任命した後藤施設長が
日常の実務で頑張ってくれますので、統括の名に相応しく?中を任せて、大事と小事を
しっかりやりたいと思っています。清香園の歴史と仕事のやり方などは語り部として
しっかりと伝授して行きます。



 



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